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空前のカウンセラーブームのメリット・デメリット

本日は最近のカウンセラーブームに関して触れたいと思います。決してカウンセラーを否定するものではないんです。自分もこの資格は非常に重要なポジションを確立していく資格であると確信しています。それではお読みください。

皆さんご存知の通り、カウンセリングには明確な国家資格はありません。

「私はカウンセラーです」

たったこの一言で誰でもカウンセラーになってしまいます。

ですがこの事が、多くのクライアントに多くの被害をもたらしています。

沢山の原因があると思いますが、今回は「医療分野」について取り上げたいと思います。

お読み下さっているカウンセラーの方にご質問させて頂きます。

1.うつ病に対応できますか

軽症、ジスチミア等、大まかでも数種類ある中のどれなのか見当がつきますか?

うつ病と各種神経症との区別がつきますか?

その際、何の療法を用いますか?

クライアントに食事や服薬等の生活指導、保健指導ができますか?対応不可の場合、医師への紹介状を作成できますか?

医師とのやり取りの下でカウンセリングの継続は出来ますか?

クライアントの家族や会社の総務、人事担当者に対して、彼らが納得するコンサルティングが出来ますか?

挙げたらキリがないのでこのくらいにします。

カウンセリングルームを開設されたばかりの方やEAPの方の中でも、これらの質問に対して

「うちは分野が違うから」

「そこまではやらない」

と答える方が沢山いらっしゃいます。

ですが最低限これらの事が出来ないのであれば、今一度臨床や学びの場からやり直すか、カウンセラーとしての道を再考しなければならないかも知れません。

果たしてカウンセリングを受けるクライアントはそのような所でカウンセリングを受けたいと思うでしょうか?

カウンセリングは人生相談でもボランティアでもありません。

自分も含めてですが、カウンセリングという行為、カウンセラーという職業を甘くみてはいけません。


田中豪事務所・株式会社田中プランニング

代表 田中豪

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